メスで切開をしない豊胸手術としては、「ヒアルロン酸注入」による方法が挙げられます。ヒアルロン酸は、皮膚などの人体に元々含まれる物質なのですが、この豊胸手術はヒアルロン酸を注射器で注入するだけの施術になります。施術時間も30分程度で済むという手軽さもあって、プチ豊胸として人気があると言えるでしょう。ただし、切開はしないといっても注射をするための穴を2~3mm程度開けることになるため、全く無傷というわけではありません。
次に、胸部にメスを使わない方法としては、「脂肪注入」による豊胸手術があります。これもヒアルロン酸注入と同じく注射を使って行われるので、胸を切開することはありません。しかし脂肪注入の場合は、別の場所から脂肪を吸引するする必要があるため、その際に切開を行うことになります。しかし切開といっても、おへそや足の付け根といった目立たない部分で行われますし、切開の幅もカニューレ(細い管)を通すための数ミリ程度で済ませることができます。
ここまでメスで切開しない方法を紹介してきましたが、豊胸手術では、メスを使って行う「シリコンバッグの挿入」が主流です。切開の幅は4cm程度になるのが一般的であり、メスを使うことに抵抗がある人は先ほどの注射器による豊胸手術を選ぶことも可能です。しかしメスで切開すると言っても、ワキ部分であれば思ったほど目立たないこともあるため、見た目が気になるのであれば、医師によく相談した上でシリコンバッグも選択肢に入れてみるのもよいでしょう。
バストのサイズアップができる豊胸手術の種類には、シリコンバッグ・脂肪注入・ヒアルロン酸などの注入の3種類があります。